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カテゴリ : 2012年12月


  ※今日は12月29日。昨日と一昨日は、連続で忘年会があり、授業記録を書けなかった。

 
 12月27日 (木) 中3 冬期講習

 国語…テキストp5、7、8の解答・解説。5ページの問題は随筆文(天声人語より)で昨日(26日)の定石にしたがっての読解練習。6,7ページの問題は詩や短歌、俳句の読解問題である。特に詩が中心であった。表現技法、特に擬人法・比喩(直喩、隠喩)や詩の形式、連に分ける方法等、の説明。

 
 擬人法が使われている部分を抜き出したりする問題は誰もできていなかった。擬人法は人でないものを、人のように表す表現技法。それ以外のたとえが比喩である。それがわかってはいても、なかなかその部分を見つけるのは大変なのかもしれない。

 かなり長い時間がかかってしまい80分ぐらいの授業となってしまった。次回は古典の基本事項の復習。今日は宿題は「ない」という事になった。


 英語…随分前、まだ独立する前、冬期講習の最終日用に作った問題が原型の模擬試験をやってみた。かなり苦心して作り、その後もバージョンアップさせてきた問題である。最後の長文は初めの頃と同じである。

 
 長文の要約…ボブ・ホワイトの裕福な叔父がなくなり、ボブにいくらかの遺産が残された。弁護士は彼に1000ドルの遺産を渡し、このお金を使ったらその使い道を書いた報告書を提出するように彼に言った。

 ボブはいろいろ考えた末、叔父と一緒に住んでいた叔父の友達の娘、メアリー・スコットに全て送ることにした。彼女は今ひとりぼっちであり、誰よりもそのお金を有効に使ってくれると思ったからだった。


 弁護士に「ボブ・ホワイトは、お金を全てメアリー・スコットに送った。」という報告書を渡そうとしたとき、弁護士はボブに、もう1通の遺書の存在を告げた。


 「もし、ボブが1,000ドルの遺産を有効に使ったならば、彼にはもう50,000ドルの遺産が与えられる。」「もし、愚かな事にそれを使ってしまったら、50,000ドルはメアリー・スコットに与えられる。」というものであり、それを聞いたボブは、報告書を弁護士の机の上から素早く取り上げ、「読む必要はありません。私は全てを競馬ですってしまいましたから。」と言った。

 
 昔は、テスト終了と言ったその時、「先生、このボブはめちゃくちゃ、いいヤツやな。」という感想が何人かから出たものだ。残念ながら(ひょっとすると一人ぐらいはわかっていたのかもしれないが)誰もそのような感想を言った者はいなかった。


 授業としては大変、うまくいったのではないかと思う。文法や、語彙力に関する問題等も非常に勉強になるものが多く、最後まで集中が途切れる事はなかった。


 やはり、教材は重要である。料理における素材と同じだ。それをどう料理するのかも大切であるが、なんといっても素材がよくなければよい料理はできない。


 ※さて昼からは、まず社会。歴史の2回目、前回の反省を生かし、まず入試問題の解説を詳しくやった。この時期はやはり入試問題の解説をすることによって、自分の足りないところなどを発見し、その部分を復習してもらうという学習が一番よいように思う。

 
 その後、まとめ部分の解答は各自にやらした。社会は40分ほどで終了した。


 ※4時間目は理科である。平成22年の三重高校の問題の解説。2年前の問題なのに、新課程に登場するところが多く出題されていて、大変参考になる問題であった。


 力のところで、習いたての三平方の定理を使う問題があり、生徒たちは「理科で数学を使うのか。」と驚いた様子。微分積分はニュートンが力学を考えるときから発展したという事など知るよしもないのだろう。数学ができなければ、理科(物理等)はできるはずがない。


 ※最後は、数学。平成23年の皇學館高校の問題の演習と解答・解説。三重高校の問題との違いを肌で感じてほしい。問題数はやや多めではあるが、難易に三重高ほどの差が見られない。三平方の定理や相似比・面積比などもよく出題される。

 


2012-12-29 16:56:37

カテゴリ : 2012年12月


  12月26日(水) 中3 冬期講習

 国語…昨日同様、国語から。テキストp4と6の解答・解説となった。文学的文章の読解のポイントの説明と実際の例文での解説などである。

   

 高校入試の小説文読解では、登場人物が、ある出来事を境にして心情が変化する。その心情をとらえるのが、最も大事で、人物の行動や言葉、風景描写に表れる心情を丹念に追うことがキーとなる。今日の問題文はその典型的なものであった。


 随筆文の読解では、作者が実際見聞した部分と、それについてどう感じたかを書いてある部分とに分け、文末表現などもよく見て、作者の主張を間違いなく読み取る事が大切。宿題の文はまさにそういう形になっており、学習するのにはよい問題だ。


  国語の宿題…テキストp5と7、8


 今日の問題文は将棋でいえば、定石のようなものである。これを実際の入試でうまく生かせることができるかどうかは、もう少し練習を必要とするのかもしれない。


 ※理科…平成22年の三重高校の入試問題の解説。この年は23年と打って変わってやさしかったようだ。40~50分もしないうちに終わってしまった。ひょっとすると三重高は難易が隔年で変化するのか。


  理科の宿題…平成21年三重高校の問題


 社会…宿題の解答だけで終わる。昨日も書いたが、もう少し時間を上手く使わなければこんな広い範囲を短い時間ではとてもできない。まとめがあるのが、かえってよくないように思う。冬休みの社会のテキストは、入試問題の演習中心でいかないといけないようだ。


  社会の宿題…テキストp34~38




 数学…今日は過去問演習はしない。近所で不幸があり、3時に葬儀に出なければならないので、2時40分ぐらいまで、三平方の定理をする。宿題の解答をプロジェクターも使い、いかに早く解くかという観点で解説。その後、三平方の定理と平面図形のところのステップ式数学をDVDで学習+テスト。DVD学習の途中で、私は出かけ、長男に後を任せた。


  数学の宿題…ステップ式数学p155と156のプリント。


 英語…私が留守の間に、数学を終え、平成23年の皇學館高校の過去問演習。帰ってきたときは後15分ほどで終了のところだった。


 かなり問題量が多い。英語がある程度好きだったり、英文を読むことに慣れていないと、嫌になるような気がする。また取り上げられている英文もそれほど興味深いものはない。(どうでもよいような文というほどでもないが…。)


 解説が大変であった。もう少しやり方を考えた方がよいかもしれない。なかなか今の子たちは「受験生だから大変でもきちんとやりなさい。」とはならない。何名かは完全について来られない。

 わからないのではなく、保たないようなのだ。今、40歳前後になっている人が生徒であった頃はこんな事はまずなかった。(こんな事を言うようになった私も随分長い間教えてきているのだなあ、と思う。)


 嘆いても仕方がないので、何とか工夫して退屈させないようにしなければならない。

 まだ方策が見つからないが、とりあえず、明日は英語の過去問演習はお休みとしよう。長文の解き方について、私がまとめたプリントがあるのでそれをやらすこととする。

 
 本日は6時間目の授業はしないこととした。明日も5時間授業である。
2012-12-26 20:58:59

カテゴリ : 2012年12月



   12月24日(月) 中3 冬期講習

 ※ 今日の始まりは国語。この2日間の様子から講義は午前中に集中した方がよいだろう。と思えたので、少し変えてみることにした。午後から、三重高校の英・数の過去問演習と解答。それに数学の授業である。


 ※ 最初は国語の授業だ。「文章中の言葉を使って答えよ。」などの解答の仕方などを例に則して説明。欠落文の並べ方とか繰り返し表現に注目して、問題を解くこととか、も今日の問題文で解説できたことである。

 次回は小説文の読解である。明日は休みなので3ページ宿題をだしておいた。特に3ページの問題は小説文の読解における入試の傑作問題である。心情変化をどの様に追っていったらよいのか学んでほしい。


  国語の宿題…オリジナルテキストp4、5、6



  ※ 次は理科。平成23年の三重高校の入試問題の解答・解説である。といっても、講義は家内がしてくれる。でも私は休みというわけではない。平成22年の三重高理科の印刷(宿題となる)、数学の授業の準備、社会の授業の準備、生徒一人一人の私立高校入試過去問演習の得点入力…など忙しい。でも初日よりは楽である。



 ところでこの理科の問題、非常に出来が悪かったようだ。家内の話によれば、三重高は24年の問題がやさしかったのだが、これはむしろ例外だそうだ。


  理科の宿題…平成22年三重高校の問題


 ※次に社会。今日は日本地理に関するまとめと、これが入試問題というような練習問題の解答。

 
 単にテキストを読むような授業は、色々なことが頭に浮かんでくる私にはできない。その結果、まとめ段階で思わぬ時間を食ってしまう。いったいいつになったら時間を上手く使える授業ができるようになるのだろう。


 練習問題は図や表をふんだんに駆使する地理の良問。時間もかかるが、このような問題を何題もやらすと確実に力はつく。


 次回からは歴史に入る。社会の宿題…テキストP30~33


 ※ 午後からは数学と英語。まず数学は平成20年の三重高校の入試問題演習と解答・解説。この年の問題は難しかったようだ。とはいえ、昔を知る身としては、随分普通になったものだと思う。無茶な問題はない。鍛えれば、もっと得点は伸びるはず。


 この20年の問題を解いた過去の生徒と比べても、今年の生徒たちの得点は高い。随分受験生らしくなってきたものだ。本番でも力を発揮してくれるといいのだが。



 ※5限目は英語。やはり、平成20年の問題の演習と解答・解説。なんと満点の生徒が出た。その他も92点1名、88点3名とか、かなりの得点。ちょっと驚いた。この年の併願受験者の合格者平均点も77.8あったようなので驚くほどではないのかもしれない。かといってめちゃくちゃ易しい問題とも思われず、よくやったと思いたい。


  長文は携帯電話をなくした人が悲惨な目に遭う夢を見るというもの。あらすじは、…


 「お得意様との商談を終え、車に乗って会社に帰ろうとしたら携帯がない。車のキーとして携帯がいるので車は使えず、電車で帰るにも自動改札口を通るには、携帯がいる。何でも支払いに全て携帯を使用するので現金は持っておらず、仕方なく会社に1時間歩いて到着。すると会社のビルに入るには携帯がないと身分証明書がないことになるので入れない。泣く泣く2時間歩いて、帰宅。すると…家のドアは電子ロック。携帯がなければ家にも入れない、雪がしんしんと降ってきて、寒くてたまらない。ああ携帯をなくしたばかりに俺は死ぬのか…。と思ったら目が覚めた。」 というもの。


 いやなかなか面白い。疲れているはずの生徒たちであったが、皆一生懸命に取り組んでいた。いい教材を使って学習させると生徒たちは限界を突き破って学習してくれるものだ。


 ※ まだ授業は続く。最後は数学。三平方の定理その2である。宿題の解答をしてからDVDで学習。そして最後にテスト。終わったら一番遅い生徒で5時45分ぐらいだった。皆さん、ご苦労さん。

  数学の宿題…三平方の定理の練習問題プリント。

 ※ 明日は休みです。今日はクリスマス・イブ。ゆっくり休んでください。でも明日は宿題をしてね。

2012-12-24 23:11:25

カテゴリ : 2012年12月


  12月23日(日) 中3 冬期講習


 ※今日は理科から。エネルギーや食物連鎖のところ。DVD+テスト。レギュラー授業と同じである。明日からはまた私立高校の過去問演習。演習といっても、演習して解説している時間はないので、問題を解くのは宿題となる。本日は平成23年の三重高校の問題が宿題。



 
 ※次に数学。平成21年三重高校の問題の演習と解答。数学は80分授業なので、十分演習できる時間がある。昨日の問題よりはよくできたようだ。むしろ後でやった英語よりもよい。難問はなく、高得点の望める問題であった。



 ここで昼休みに入る。今日は全てにおいて昨日よりも早い。昨日の反省が生きているような気がする。

 

 ※午後の初めは英語。数学と同じく平成21年の三重高校の問題演習と解答・解説。どうも出来が今ひとつのようである。



  原因の一つは単語である。だいぶ前の問題であり、教科書が現在のものと違うという事で、知らない単語が多いような気がする。



  ましてや三重高は松阪地区にあり、その地区が使用している英語教科書は伊勢市の教科書とは違う。入試問題を作られる先生方が、中学の教科書をいくつも参照しているようには思われない。


 
  まあしかしそのことは仕方のないことであろう。それにそのことが直接響くのは1、2番の単語の発音やアクセントの問題だけなのであり、配点も少ない。


 
 するとみんなの点数がイマイチである主な原因は、単語力ではなく、英文の読解力とか、文法問題の演習不足かもしれない。




 あと1か月はある。とにかく徹底的に問題を解かせよう。教科書も読ませよう。



 ※次は社会。宿題の解答だけで終わった。世界地理の主要な点だけ大急ぎで復習だ。宿題はテキストのP26~29。今度は日本地理である。



 ※次に国語。冬期講習の国語は私としては自信を持っている。今日は接続詞、指示語、文末表現を追う事による作者の主張を読み取ること、とかを具体例を通して説明。宿題はオリジナルテキストp2と3。



 ※最後は数学で、三平方の定理に入る。最初はDVD+テストである。さすがにこの辺りはまだやさしい。テストの出来もよい。宿題はステップ式数学から抜粋した三平方の定理のプリントである。


 今日も全てが終わったら5時は過ぎていた。でも今日は何とか昨日よりはよかった。私も生徒もペースがつかめてきたようである。
2012-12-23 17:53:36

カテゴリ : 2012年12月


  12月22日(土) 中3 冬期講習


 いよいよ冬期講習が始まった。朝9時30分から始めて終了したのは、午後5時30分ぐらいという超ロングラン興業となってしまった。

 いろいろ考えた末、数学は私立高校の過去問をやらさなければならない。という結論に達したのだが、それでは三平方の定理などの学習ができない。

  
 午前中に英数の過去問をやり、午後から国理社の授業。その後数学の授業をするという事にした。


 生徒の負担はmaxであるが、ここは我慢してもらうしかない。英語だって授業をしたいのだが、これはこちらが我慢するしかない。

 ※ さて最初は平成22年の三重高校の英語の問題演習と解答である。最後の長文が近年で一番難しく、生徒の得点は非常に低いものだった。


 私立高校はいつこのような問題が出るかもしれず、いい経験になってくれるといいと思う。このようなテストでも、どうすれば自分の実力を最大限出せるか、という事を学んでくれたらそれでよい。

 
 難しくても長文の内容自体は公立の説教くさい、白々しい英文に比べれば読む価値はある。

 
 教科書の英文ばかりのぬるま湯の世界とは違いかなり集中して取り組まないといけない状況となる。これは生徒を鍛える。真剣に勉強で鍛えられると謙虚に勉強に取り組むことにもなる。これが本来あるべき、生徒と教師の関係であろう。

 ※  次に数学であるが、これもまた2番に超難問がある。これは(1)と(2)を解いて(3)と(4)はスルーする問題だ。どだいこのような問題も含めその他の問題もあるのだから40分でできるわけがない。

 これを除けばそれほど難しいのはない。ただ慣れないと時間の使い方がまずく、点数は悲惨なことになる。実際悲惨であった。

  
 英語同様、集中力が要る。このような厳しい学習を通じて、一段階上の学力がつくはずである。このような事は一人で適当に妥協した学習をしていたのでは絶対にできない。

 ※昼からはこちらの手違いもあり、理科のDVDを揃えておらず、急遽今年の三重校の入試問題を解いてもらった。その後、家内の解説である。

 幸い、それほど難しくもない良問だったため、いい学習になったようだ。ただ理科がまずまずの生徒とそうではない生徒の間で、ものすごい差がついた。多少苦手でも基本はしっかり押さえておかないと、自分の得意な科目があまり差のつかない難問だったりして理科で合否が決まることにもなりかねない。極端な学力偏重は入試では著しく不利である。

 さて、初日でもあり、上手くペースもつかめず、国語の学習ができないことになってしまった。国語は宿題をだしていないと効果も半減するので今日は、なし、ということにした。

 ※社会はこの間、実戦力養成講座で途中終了の歴史チェック(2)の残りを解答した。
  

 ※最後に数学。相似比と面積比、体積比のところの宿題解答。そしてテストである。


 国語と社会に宿題が出ている。国語はオリジナルテキストのp1と2。社会は冬期テキストのp22~25である。明日もしっかりやろう。
2012-12-22 23:28:21

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